食事
低血圧になると胃や腸をはじめとする臓器に血液が行き届かなくなり、栄養が十分に行き渡らないため体調が悪くなってしまいます。
低血圧は、一般的にこれと 言った治療法はありませんが、食事の摂り方を変えるだけで改善することができます。
低血圧を改善するために以下のことに気を付けましょう。
つらい低血圧の症状改善が期待できる食生活のコツを伝授!
朝食を抜かない
低血圧の人は、寝起きにつらい症状があるため朝食を抜いてしまいがちですが体にエンジンをかけるためにも朝食を抜くのは厳禁です。冷たい食べ物より、温かい食べ物の方が効果的なので、スープやお味噌汁などを摂ると良いですね。
朝食を食べるとなると最初は食欲がわかないかもしれません。実は、そこにはお腹が空かない原因があると考えられます。 たとえば、夕食の時間が遅かったり、寝る時間が遅くなったりして胃腸に負担をかける食べ方をしているパターンがほとんどだからです。そのため、夕食の食べ方や食事内容・バランスを考えることによって、朝からお腹が空いて起きられるようになれますよ。朝食の空腹感や食欲を覚えることで、夕食の食べ方も改善出来ますよね。
良質なタンパク質・ビタミン・ミネラルをバランス良く摂る
どんな病気にも言えることではありますが、1日3食、栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。良質なタンパク質・ビタミン・ミネラルなど、バランスの摂れた食材を摂るようにしましょう。
- タンパク質を多く含む食材…肉類、魚介類、卵、大豆、大豆製品、乳製品など
- ビタミンB群を多く含む食材…レバー、あんこう肝、銀だら、ホタルイカ、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草など
- ビタミンCを多く含む食材…かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、小松菜、トマト、オレンジ
- 鉄分を多く含む食材…乾燥青のり、乾燥ひじき、煮干し、あさりの佃煮、干しエビ、豚肉レバーなど
- 銅を多く含む食材…干しエビ、サクラエビ、いか、シャコ、牛肉レバー、ゴマ、落花生、バジルなど
- コエンザイムQ10を多く含む食材…いわし、さば、いか、牛肉、豚肉、ほうれん草、ブロッコリー、ピーナッツなど
心臓や動脈の機能向上に効果があるものを摂る
低血圧の人は心臓から血液を送り出す力が弱いため、その機能を高めてくれる食べ物を摂るのも有効です。
- 心臓・動脈の機能を高める効果のある食材
→塩、梅干し、赤みそ、しょうゆ、そば、ひじき、たくあん、切り干し大根、レンコンなど
造血作用のある食材を摂る
血液の量を増やす食べ物は、低血圧や貧血の改善が期待できます。
- 造血作用のある食べ物
→葛、葛葉、黒ゴマ、黒米、発芽玄米、味噌、梅干、ニラ、玉ねぎ、長ネギ、大根葉、人参葉など
カフェインを摂取する
食後に血圧が低くなる人は、カフェインを摂るのがおすすめ。日本茶、紅茶、コーヒーに入っているカフェインは低血圧の改善に効果があるというデータがあります。ただし、飲み過ぎには注意しましょう。
塩分は少しだけ多めに
高血圧の人は塩分を控えなくてはなりませんが、低血圧の人にとって塩分は大切な調味料となります。塩分が少ないと疲れやすくなり、血圧が下がります。もちろん、取り過ぎは良くありませんが少し多めに摂る方が体調は安定するようです。
低血圧の人向け簡単レシピ!
金針菜とさつまいもの味噌汁
今回は、低血圧の改善や精神安定、血液浄化作用に効果があると言われている「 金針菜とさつまいものお味噌汁」を作りました。 金針菜と聞いてもあまりピーンと来ませんよね。日本では、知られていませんがユリ科のホンカンゾウのつぼみを食材としたものです。 タンパク質や鉄分、ビタミンA・B、 アミノ酸等を含んだ 健康食材になります。
使用する材料としては、 金針菜 10g ~15g、 さつまいも一本分、味噌 大さじ2杯、だし汁800cc、小口ネギ適量、 塩麹ティースプーン一杯、えのき半分を準備します。この分量で3人前です。
作り方としては、最初にさつまいもを5mm~7mm くらいにいちょう切りにして水にさらしておきます。 次に、金針菜を3cm~5cmくらいに切って、鍋にだし汁を沸かし、さつまいもを入れて火を通します。さつまいもに火が通ったら味噌と金針菜を入れて数分煮てから火を止めます。最後におわんにネギを散らすと美味しい金針菜とさつまいもの味噌汁の完成です。
豚こま大根
豚肉は、ビタミンCが豊富で、鉄分を多く含む食品の一つです。そこで、今回は豚肉を使った低血圧の改善に効果がある簡単レシピを紹介します。
使用する豚肉は、バラだけではなく赤身の細切れ肉や薄切りの肉を使うと、さっぱりした仕上がりになりますよ。使用する材料としては、豚肉200g、大根300g(1/3本)、水100mℓ、合わせ調味料、豚バラ大根一袋です。
作り方は、最初に豚肉を一口大に切ります。次に、中火で大根をフライパンで炒めて色がついてきたら引き上げます。それから、 豚肉を中火で炒めて火が通ったら 火を止めます。大根をフライパンに戻して、水と合わせ調味料を入れてよく混ぜます。 さらに中火で炒めて沸騰したらフライパンに蓋をかぶせます。 最後に弱火で10分間煮ると美味しい豚こま大根の出来上がりです。豚肉と大根がマッチして白ご飯にのせて食べたくなる一品ですよ。
玉子ふわふわ
低血圧の人は、食が細いので食欲をそそる献立にした方が良いですよね。そこで、タンパク質が豊富な玉子を使った「玉子ふわふわ」の作り方を紹介します。ふわふわとすることで、見た目も美味しく見えて食もすすみますよ。
作り方は、最初に市販のつゆの素を水で薄め濃い目のすまし汁を作ります。次に、玉子をよく溶き、砂糖を少々加えさらにメレンゲ状になるくらいまで混ぜます。(ハンドミキサーを使った方が楽に出来ますよ。)汁を沸騰させたら、溶き玉子を一気に流し込みます。(汁と卵の割合は一対一ぐらい の分量です。)玉子に蓋をしてゆっくり10数えて火を止めます。ふわふわ玉子をお汁と一緒に盛り付け完成です。だし汁で味が決まるので、お好きなだしで作って下さいね。
玉子ふわふわは、食欲がない時でも食べられるレシピなので、体調を崩して食が進まないときのメニューにも良いかもしれませんね。タンパク質が豊富な玉子を食べて、身体の中から低血圧を改善していきましょう。
サプリで栄養補給をするのも有効手段の一つ
栄養バランスの取れた食生活が基本ですが、仕事柄外食が多かったり、忙しくて食事を抜いたりしてしまうこともよくあるのではないでしょうか。
バランス良く食事を摂らないといけないのはわかっているけれど、今までの食生活をすぐに改善するのも苦労しますよね。好きな物を食べられなかったり栄養のことを考えたりすると、それがストレスになってしまいます。そのため、手軽に栄養成分を補給出来るサプリメントを利用するのもおすすめですよ。
サプリメントであれば、普段の食事では補いづらい栄養素を摂れるのでカンタン。個人差はありますが、早い段階で効果を実感している人もいるので、サプリの摂取は低血圧対策のお供として心強いアイテムと言えるでしょう。



最高血圧:94mmHg
最低血圧:58mmHg
でも、低血圧対策としてサプリを飲み始めサプリを飲んでてからは、スッキリ目覚められるようになりました^^
