遺伝や肥満も、低血圧の原因になる!?
両親ともに低血圧の家庭の場合、子どもにも低血圧が遺伝するかどうかは重要な問題です。また最近の研究では、肥満と低血圧の関係も指摘されており、太っているからといって必ずしも血圧が高くなるわけではないことが明らかになっています。果たして、低血圧は子どもに遺伝するのでしょうか。それから、肥満体型にもかかわらず低血圧になる要因としては、どのようなものがあるのでしょうか。医学的な見地から簡潔にまとめました。.
遺伝的原因もあり!近い親族に低血圧の方はいませんか?
古い研究では、低血圧の原因は個人の体質などにかぎられ、遺伝的要素についてはほとんど無視されてきました。しかしながら、ここ数年の臨床研究により低血圧の発現に深くかかわる特定のDNAの存在が指摘されるようになり、「低血圧は受け継がれる」ということが常識になりつつあります。ただ、発症に直接関係するDNAはまだはっきりとは特定されておらず、また、仮に遺伝するとしても遺伝子が100%の確率で受け継がれることはないため、日頃の生活習慣や食生活に留意することは予防のうえでも非常に大切です。遺伝的要素との関係が注目されはじめた低血圧ですが、生活習慣の影響が発症リスクに大きく関係するのもまた事実です。特に子どもの場合、1日の生活リズムが不規則だと後天的に低血圧になりやすく、学校に遅刻しやすいなどのかたちで表れることがあります。高血圧に関しても遺伝的影響は小さく、それよりもむしろ本人自身の生活習慣が重要視されています。
太っている人も低血圧になることがある?
痩せていても糖尿病にかかるリスクがゼロではないように、肥満体型の人も低血圧とまったく無縁ではありません。むしろ、肥満体型の人こそ血圧が低い傾向が強く見られることが最近の研究でわかってきています。しかし、それは決して、「太っているから血圧が低くなる」ということではなく、どちらかというと「血圧が低いから肥満になりやすい」と表したほうが正しいかもしれません。血圧が低いとどうしても慢性的な虚脱状態になり、それが原因となって運動不足が常態化し、その結果として太りやすい体質につながるという負の連鎖があります。また、極度の低血圧状態で無理やり運動しようとすると体内のエネルギーバランスがくずれ、場合によっては意識の昏睡や呼吸困難につながる危険もあります。肥満体型の人の場合、自分の判断で安易に運動を行わず、医師の専門的なアドバイスのもと無理のない運動からはじめるようにしましょう。
ジャンクフードや脂っこい食事ばかり食べている人も要注意
ジャンクフードの過剰摂取が肥満につながりやすいことは容易に想像がつくと思います。太りにくい体質をつくるのに最適なのは天然のフルーツジュースを飲むことです。特におすすめなのはアセロラジュースで、カリブ海の周辺諸国が原産とされるアセロラは非常に栄養価が高く、現地では疲れた時の滋養強壮に利用されているほどです。とりわけビタミンCが豊富であり、ジュースとして飲んでも高い健康効果を得ることができます。カロリーはフルーツジュースにしてはやや高めですが、適度な新陳代謝を促してくれるため結果的に太りにくい体質に変わっていきます。ただし、いくらフルーツジュースを飲んでいてもジャンクフードを毎日食べていては意味がありません。いったん太りやすい体質が出来上がってしまうと運動によって脂肪を効率よく燃やすことが難しくなり食べる量だけが増えてしまう……という悪循環が生まれてしまいます。健康のためにもジャンクフードの摂取量を極力減らし、天然のジュースを意識的に飲むようにして痩せやすい体質を手に入れましょう。
まとめ
低血圧が肥満をつくるといっても大げさではありません。この負のスパイラルを断ち切るためには定期的な運動が必要ですが、自己流で急激に体を動かすと心筋梗塞などのリスクを高めてしまいます。体質は一朝一夕には変わりませんので、専門医と相談したうえで無理なくこなせる運動プランを立て、一歩一歩地道に痩せやすい体質に近づいていきましょう。内側から体質を変えることも重要で、天然のフルーツジュースを飲んで新陳代謝を活発化させることにも大きな意味があります。



最高血圧:94mmHg
最低血圧:58mmHg
でも、低血圧対策としてサプリを飲み始めサプリを飲んでてからは、スッキリ目覚められるようになりました^^
